県庁の星。

e-namba2006-03-25

 板橋サティで、本日娘のリクエストで「県庁の星」を見てきた。行政には織田裕二のような上昇志向の公務員はいない。真面目に一生懸命こつこつと頑張っている人もいればなまけている人もいるのが実態である。又首長の権力は大変に大きいが首長と議会の長の政治力だけで物事が決まることはない。しかしデパートの倉庫係を7年。区議会議員として2年。民間と行政、議会を見たものにとっては大いに楽しめた。
 消防査察や食品Gメンの検査で上司が慌てている姿や、ベテラン女性店員が一番頼りになるのは事実である。私も主人公のように整理されていないバックヤードをメジャーを持って地割し、棚を入れて、通路の確保を行い、地番を図面に落とし込んで効率的な管理を行った。冷蔵庫の先入れ、先だしの鮮度管理も指導していた。娘に対して、「自分もサラリーマンの時は、同じことをやっていたんだよ。」と話した。パートのトレーナーを演じている柴咲コウが主人公に「チームワークで仕事をするには、間違ったら素直にあやまる。知らないことは素直に学ぶ。そして仲間の協力をする。」と指導した。大変に痛快であった。これは官であれ、民であれ、共同作業の鉄則である。
 最後に空回りしていた主人公の織田裕二が叫ぶ、「行政改革とは制度の改革ではなく、意識改革だ!」と。まったくそのとおりである。意識改革は行政だけではない。官民を問わず、全ての政党、政治家、団体、組織、個人の意識改革と変革が必要だと思う。特に政治家はパフォーマンスではなく社会的な弱者に対する具体的な政策の実現が全てであると思う。
●写真は自宅近くに咲いていた木瓜の花を撮影。