板橋区議会開催

e-namba2006-06-28

 6月度定例会の締めくくりの本会議開催される。各委員会の報告がなされると共に、議案の議決がなされました。議案68号の「都市における自然林等の保全を求める意見書」については全会一致にて採択され、全区議会議員を代表して国への意見書の提案を致しました。提案文
 都市の緑は、良好な生活環境を確保するために欠かすことのできないものであり、既存の自然林などは貴重な自然資源として、次世代に受け渡していかなければならないものです。
 特に、都市に散在する樹林地は、環境保全や災害に強い街づくりの視点からもますます重要になっています。
 しかし、近年、宅地開発などによりこれらの都市の緑が年々減少しつつあり、安全で快適な生活環境を確保するうえで、大きな問題となっています。
 そのため、各自治体では、自然林等を確保するため、区域内の樹林地について保存樹林の指定を行い、保全に努めているところではありますが、所有者の維持管理費の負担が大きく、相続に伴い税負担が発生するため、樹林地の減少に歯止めがかからなくなってきています。
 また、都市緑地保全法による市民緑地および生産緑地地区内の市民農園用地では、相続税の一定の軽減措置が図られていますが、樹林地については何ら優遇措置がなされていません。
 よって、板橋区議会は、周辺地域の自然保護という観点から、相続時に自然林等の緑地が失われないよう、環境保全を恒久的に実現する法律の制定を強く要望致します。
 以上につきましては、議員各位におかれましては、提案趣旨をご理解いただき、ご賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。