クローズアップ現代

高校生の就職が危ない。宮城県大崎市のの高校生の内定率46%。保険や退職金のない名ばかり正社員の募集が増えている。宮城県は県独自で創設した内定一人15万円の奨励金により雇用を促進している。その工場には中国からの研修生がおり、高校生はその研修生から仕事を教えてもらうことになる。就職できない高校生は闇の中にいるような深い失望の中で自信をなくしているという。全国で17万6千人の高校卒業生のうち約5万人が就職できないでいる。経験、スキルが蓄積できない現状は大きな社会の損失である。なんとかせねばならない。終身雇用の制度が行き詰まっている。地域一丸となって雇用を確保しようという取り組みも一つの方法です。ある自治体では企業が工業高校に講師を派遣したり、産学連携で育てた人材を雇用している事例がある。景気に左右されない製造業以外の食品や介護の安定企業との連携が大事だそうだ。番組ではその他、就職の時期や機会にとらわれない、交差点型社会の構築を問題提起した。それは女性であれば出産や就職がスムーズにできる、出入り自由な社会の構築だそうだ。するとワークライフバランスの考えを前提にスキルアップのメニューを国、都、自治体、企業を上げて取り組むべきではないか。