ナレッジマネジメントフォーラム

e-namba2010-04-20

今日の午前中は有楽町の東京国際フォーラムで開催されたナレッジマネジメントフォーラムに参加してきました。受講料15000円の価値がある中身のある研修会で、感動しました。
激動に変化する時代に臨機応変に対応するには組織の垣根を取り払い、情報の共有化とその情報を活かす行動が必要です。そういう意味で今日のフォーラムは大変にためになった。
特にマツダで活躍している小林洋子さんの講演は実際の仕事の場での話しで大変に面白い。社内のコミュニケーションの場を立ち上げ、ビジョンを「あそぶ つながる 驚かす」とした。だから話も楽しくできるのかと思う。小林さんはこの活動を始める前に半年で20社を訪問して、どの企業もマツダと同じ1、お客様の顔が見えない。2、部門間の壁が高い。3、誰が何をしているのか知らない。4、情報、文書をデーターベースに入れるだけの活動で、「集まらない」「使えない」「続かない」に陥っている等の課題に気づいたそうだ。これは板橋区も同じです。
それで社内で早速助け合いコミュニティ、現場直結コミュニティなど5タイプのコミュニティを立ち上げたそうだ。この活動が独創的で実に素晴らしい。販売実習生が現場のお客様を訪問した時に頂く生の声をマツダの本社に直結させて、社員全員が営業マインドを持とうという目的が醸成されているそうです。名づけて「でんしょバト」プロジェクト。誰人もこの生の声を汚してはならないと宣言しています。
この現場の生の声を誰よりも聞いて、自治体や国会に届けているのは手前ミソですみません。公明党の地方議員だと思う。私レベルで区民相談年間1000件、毎日数件以上。街灯の電気が切れているから金銭、DV、お葬式まで様々な相談があります。そしてこの現場の声を聞くことは行政の職員も例外ではないと思う。
板橋区は区民サービスナンバーワンの自治体目指しています。社長である区長に提案してナレッジマネジメントを導入させたいと思いました。また小林さんにも是非板橋区で事例のノウハウを話してもらいたいと思いました。