心の眼で見る展覧会の絵

昨日4月に行なわれたアメリカ・ツアーでのドキュメントをテレビで放映した。一度も観たことのない「展覧会の絵」を、別のピアニストがひいている演奏を耳で聞いて、イメージを思い浮かべる。その次にお母さんから絵御を前にして説明を受ける。そして自分なりに演奏をした内容を同じプロのピアニストから「この曲をじぶんなりに、どのように掴んでいるのか?」と何度も指摘を受けて苦闘する姿を映していた。そして同じピアノコンクールで争った韓国人の女性ピアニストが自分の演奏を追及している演奏を聴いて刺激を受けた。そして遂に、苦闘の闇を突きぬけてこの楽曲の「何か。」を掴んで演奏をした。その「何か。」を辻井さんは「青い空」と表現した。アメリカでの公園で、満員の聴衆のスタンディング・オベーションを呼び起こした。本当に凄い。辻井さんの演奏と努力は本物の芸術の力強さがある。今日は大阪に行った疲れが一気に出てきたが、辻井さんの頑張りを見て元気になりました。