若者の就業問題。杉村太蔵議員の国会質問に思う。

杉村議員が若者の就業問題を質問した。「新卒採用制度に課題あり。」との指摘は的をえてると思う。私も中国に留学し、一度も就職したことがないのに大学を卒業してしまっただけで職歴のない中途採用扱い。就職協定元年の企業周りで、どこも門前払いで大変に苦労した。日本の就職への仕組みは高卒、大卒とエスカレーターで順番にあがってきて、途中ではみ出した人間には本当に冷たい。(そのはみ出した人間を面白いと言って採用したのが当時急成長中の西武百貨店で大変に感謝しています。)
 話は変わって今伸びている中小企業はミニバブル状態で、どこも人材不足だそうだ。受注した仕事を外部発注するのではなく、自社の社員で品質の良い仕事をするところはどこも受注を断るくらい忙しいのである。結局今はリストラでなく、技能を持った人を確保しているところが伸びているのである。こうしたミスマッチの現状を政府、東京都、板橋区の政策で解消することはできないだろうか?ニートになっている若者に対しても就業体験やチャレンジできる措置と制度、仕組みづくりが必要であろう。例えば教員採用試験ひとつとっても非常勤講師や、スクールヘルパーを経験した人に対して正教員へのインセンティブを設けることができないのだろうか?すべての仕事に対してもう一度正社員への登用が図れるような制度のサポートを国と都に求めたい。