学校の統廃合。彼岸桜咲く板橋第四中学校。

e-namba2006-03-11

板橋第四中学校が59年間の歴史の幕をおろしました。少子化の影響により生徒数が全校で2年生が4名。3年生が32名の合計36名の小規模校になったことが大きな理由です。かっては東京都体操選手権総合2位、ブラスバンド都大会3位、女子バレーボール部全国大会出場、柔道部の都大会優勝など活発な活動をされていた中学校である。式典には卒業生のOBの方も出席され校歌の斉唱には誇り高く力強い声で歌われていた。学校の適正配置ということは誠に現実的な課題であるが、京都市は大変にうまくやっている。100年以上も歴史のある学校が地域の話し合いのもと近隣地区と交流を行い、改築の手法を駆使して、市民が自発能動的に決定するという進め方である。そこには歴史を閉じる以上に新しい学校を設立し生まれ変わるという発想の転換がある。板橋区の適正配置の進め方はこの京都方式を是非参考にして欲しいものだ。板橋だけでなく、東京全体がこの進め方を見習うべきである。板橋四中は第三中学校と統合されて新しく出発するそうでるが、良き伝統を更に発展されることを願っております。