心洗われる日。

e-namba2006-03-17

今日は赤塚第一中学の卒業式に参加させて頂いた。卒業生が今日の日のために一生懸命に手作りで育てたすみれの花がうれしく咲いていた。
 7学級183名の生徒が一人一人胸をはって卒業証書を受け取った。校長先生は式辞で「親の一番悲しいことは子供が先に亡くなることである。故に君達は何があっても親より先に死んではいけない。」と全身全霊で卒業生を励ました。この真剣な言葉に私は感動した。殺伐とした世の風潮のなかで、今もっとも大事な人間教育の情熱の姿が板橋にはある。生徒達も皆感動で泣いていた。そして最後は生徒全員で歌「旅立ちの日に」と「大地讃頌」を力強く唄った。
 校庭ではブラスバンド部の後輩達が朗らかに先輩へのはなむけの演奏をしていた。校庭は卒業生を見送る人でいっぱいになった。
 風が強く、強く吹いていたが、卒業生は青紫のコサージュを胸に、皆明るい笑顔で学校を出て行った。校門では沈丁花の香りがたち込め、いっそう深く春の今日の慶びを祝していた。

 話は変わるが自分の娘も昨日私立創価中学校を卒業した。娘、私と親子二代で創立者池田大作先生より人に尽くす人間教育のあり方を教えて頂いた。心洗われる今日の良き日。あらためて母校の創立者への感謝の思いを胸に、風に向かって朗らかに歩む決意をした。