失業理由は仕事内容のこだわり?

 3日内閣府が発表した「失業理由からみた失業構造」の分析で、「求人年齢とのミスマッチ」と「仕事内容とのミスマッチ」の2つの要因が失業者が仕事に就けない大きな理由であることがわかった。わかりやすくいうと就職したくても年齢があわない。制限がある。求人内容が、自分にあわないという理由だ。
 そこでちょっと考えてみよう。私の知っている中堅の中小企業では求人しても若い人がこない。もしくは来ても長続きしないというのが悩みだ。中小企業からすれば、働く意欲のある人であれば多少年齢は問題ない。年輩の人は意欲があるが、仕事内容がきついので長続きしない。若い人は年輩の人以上に長続きしない。両者相応に言い分はあるようだ。
 そして待遇と給与の問題。どんな仕事もある程度経験をつむと、職人は技術者として、事務職は管理職としての役割が求められてくる。何でも良い。一つのことに役割と責任を持ち、その役割と責任が成就できた時に大きな喜びがある。仕事の楽しさはそこにあるように思う。そしてその時にある程度の安定する待遇と給与があり、生活に魅力を持ちたい。
 若年者の失業理由はただ単に求人年齢と仕事内容のミスマッチだけではないだろう。皆でなにかを作り出していく喜びが見出せる社会風土の構築。意識改革の啓蒙。待遇と給与の改善がもっともっと必要である。
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http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1824796/detail?rd