第61回長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に参加。

e-namba2006-08-09

 式典は10時40分に長崎の高校生が鐘を打ち鳴らし開会された。その後、この一年間で亡くなった2831人の名簿が新たに奉安されて、死没者は14万144人となった。
 原爆犠牲者の高齢化が急速に進むと共に、人々の記憶も薄らいできている。その被爆者の声をディスクに記録し、インターネットでも流す試みがなされている。11時2分、黙祷を捧げる。長崎市長の平和宣言では、「人間は、いったい何をしているのか」という強い怒りの呼びかけで「長崎平和宣言」が宣言された。アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国等の核保有国以外にインド、パキスタンイスラエル、イランなどにも核は拡散しつつあり、「世界の核不拡散の体制は崩壊の危機に直面している。」と言及した。そして科学者に対しても「核兵器の開発を拒むべきだ。」と強く要請した。
 世界はいったい何をしているのか!この式典にロシアの駐大阪総領事を含む7カ国の駐日大使、公使らが参列し、献花を行った。核保有国のロシアの総領事が昨年に引き続き参加されたことは大変勇気があり、称賛されることだと思う。
 日本の指導者は一日も早く各国の指導者が率先してこの式典に参加するように働きかけていくべきである。