感動する脳

今日、家をでる前に茂木健一郎の「感動する脳」という本をバスの中で、是非読んでとかみさんがこの本を貸してくれた。そして今この本を読んで、すっかりと感動した。感動することは脳が感動するのだ。心の時代と言われているのは脳科学の時代なのだそうだ。脳科学には「セレンディピティ」という言葉があります。訳すと「思わぬ幸運に偶然出会う能力」となります。自分一人では解決できない問題の解決方法が案外自分以外のところにあったりする。外からかってにやってくる場合が多い。外に解決方法を求めることで簡単に片がついてしまう。全くの偶然でスッと解決してしまうことが「セレンディピティ」だそうだ。そしてこのセレンディピティをつかまえるには家に閉じこもっていてはダメで、ただ一つ外に出てみることだと著者は言っています。そういえば自分にも、にっちもさっちも行かない時があったことを思い出した。かみさんと結婚したこと。西武百貨店の倉庫係で七年間おしこめられていた時に区議会議員の話があったこと。八方塞がりの時に人生の転機は訪れるものではないだろうか?またキリストの西洋社会では「コーリング」と呼ぶ言葉があり、何か共通点があるのではないか?