50代から人生を愉しむ生き方

今日は斎藤茂太氏の「50代から人生を愉しむ生き方」をはじめ紺野登氏の「創造経営の戦略」等を読了した。また海音寺潮五郎の「西郷隆盛」も山岡鉄舟との交渉の件にはいりわくわくさせられる。
斎藤茂太氏の主張は「良く学び良く遊べ」。読んでいて大変に楽になる内容だ。仕事も遊びも義務になっていては楽しくない。50代になれば自分のやりたいこと、興味のあることをやってこそ、自分の器を大きくできるとのこと。そしてそれが50代以降の人生をより味わい深くするという。また少年時代の喜びに帰って行くそうだ。
この本を読んで、少年時代に一番楽しかったことを思い出した。第一番目は大阪城公園の石垣登り。苦労して登った頂上には自衛隊の柔道場があり、隊員の方からペプシコーラをご馳走になった。二番目に幼稚園の大型積み木遊び。お弁当を誰よりも早く食べて基地作りに励んだ。一緒に遊びたい子らが、気がつけば共同作業をしていた。三番目には紙芝居の追っかけ。黄金バットの物語をおじさんの語り口調にドキドキ、ハラハラして聞き入った。またくじやゲームの勝ち抜き戦にも熱中した。何れもゲームに参加するには10円いるのだが、紙芝居を見るのは無料である。次の場所ではどんな紙芝居をするのか、ゲームに参加するお金はなくとも紙芝居を追っかけた。ジュースの早飲みや貝割の勝負ではいつも1回戦で負けていたが、勝者は特製のソース煎餅を獲得した。その遊びの体験が今のチャレンジ精神として活きていると思う。
斉藤茂太氏は50代からの手習いと遊びを薦めている。
「創造経営の戦略」も大変にためになった。いわゆるナレッジマネジメントの紹介であるが、9月の議会の質問に取り入れそうだ。最後にイタリアのアレッサンドロ・メンディーニ氏の叙情詩、「不定動詞の詩」を紹介して締めくくられていて、大変に格好良い。
今日は民主党代表戦を無視して久しぶりに読書に励み、大変に有意義であった。