下流社会

e-namba2010-12-29

三浦展氏の下流社会を読んだ。一歳年下の氏の文章を読んでいるとどことなく自分と同じ臭いがしたので、経歴を見ると同じセゾングループのキャリアであった。但し、氏は一橋大卒業であり、その後、三菱総研に入社している。
下流社会とは格差が広がるなかで使われた新しい階層を指す言葉で、年収300万円以下の所得層を指しているとも言える。氏の視点は消費社会のなかで、搾取される人達は「自分らしさ」を求め、「普通に生きたい。」と願っている人達に多いと分析する。競争社会では意識していないと、必然的に負け組に組み込まれてしまうことを指摘している。
この状況に対抗するには教育の充実しかない。意欲、目的観が持てる生き方が必要だ。
今日は地域を回っていると志村五小の児童のポスターをみた。標語に「ありがとうは気持ちを伝える言葉だよ。」との言葉があり、感動した。夜は夜回りの最終日だ。