女性の社会進出の地殻変動。

 厚生労働省は2005年の女性の労働人口や就業者数、雇用者の状況などをまとめた「働く女性の実情」を発表したそうだ。45歳以上のいわゆる団塊の世代の女性の働く人が増えている。家族就業者が大きく減ってパートなどに出る人が増えて、ヘルパーなどのサービス業が増えているのが特徴である。増えている理由としては「経済的」にが26.1%で次に「時間に余裕ができた」が16.6%で、55歳以上では「健康を維持したい」という理由だそうだ。
 少子高齢化の社会は女性の社会進出によって支えられる社会に構造の変化と地殻変動が起きている。今後ますます社会での女性の活躍が期待される一方で、家事や育児の女性だけが持つ負担も男性が担っていかなければ調和もとれない。又一方で介護や看護士の現場も女性特有の仕事と思われがちであるが、実際は男性の力を必要とする重労働の仕事である。既成概念にとらわれることなく発想の転換が大いに必要な時代である。