紅梅小学校入学式。初々しい135名の新入生。

e-namba2006-04-06

 白、赤、黄、ピンク、ブルーの可愛らしいリボンが揺れている。自分の子らを新しい門出に送り出す真剣な両親の思いが伺える。校長先生が「元気に挨拶できる子。」と呼びかけたら一斉に「はい。」と答えた。昨年一年生であった2年生が歓迎の言葉と歓喜の歌を唄って、この1年間の成長の姿を見事に披露した。
 式典が終わって校長先生よりある教育者のモットーとして、今の時代に最も重要な教育方針を教えて頂いた。それは三つ子の魂百までもという言葉のとおり、徹底して「挨拶」。「返事」。「履物を揃える」。「椅子を入れる」。という習慣を身につけさせることだそうだ。「挨拶」はご存知の通り、コミュニケーションの第一歩。「返事」は相手を受け入れる対応の入り口。「履物を揃える」ことは日本の伝統文化を大事にする心に通じる。また「椅子を入れる」ことは整理整頓、環境美化の大切さを教えるそうである。
 紅梅小学校にくると色々なことを教えられる。昨年の秋の運動会のことである。最後のリレーの種目で、先頭を走っていた児童がバトンゾーンをオーバーして失格になってしまった。その児童はチームが失格になって一人泣いていた。そしてその時、まわりにいた子供達はその子を慰め、激励した。
 温かい心の紅梅小の子供達。心のこもった校長先生の姿勢に感謝。帰路には迎春花が咲いていた。板橋の明るい未来を祝福するかのように紋白蝶が飛んできた。