忘れ得ぬ一日。

 月1回の出前相談を今日行いました。またまた多くの方に逆に励ましてもらいました。中でも徳丸に住む年齢80歳をこえてるHさん。杖をつきながら表に出て手を振って頂きました。Hさんは自宅で里親として60人以上の子供達を育て上げた無名の庶民の英雄です。家では決して子供達にお母さんと呼ばせなかった。それは子供達の中にもお母さんがいながら事情があってHさんに預けられた子供達がいたからだそうです。巣立っていった子供達は今はもう立派な親になっておられます。行方不明になっている方もいるそうですが、それでも「自分は元気だ。」と電話もくるそうです。何よりも皆、元気でいることが最高に嬉しいとのことです。なんという深い思いやりでしょうか。
 Hさんのおうちを訪れると玄関に墨痕鮮やかな「愛」という字が額に飾られています。キリストを信仰されているようです。しかし、今一番生きる励みになっているのは我が創価大学創立者池田先生のスピーチだそうです。創立者のスピーチを読むと勇気と元気が湧いてくるそうです。創立者池田先生のスピーチが待ち遠しくて、その活字を「新聞ごと食べてしまいたい。」と言われています。Hさんは私が今まで出会った人の中で最高に崇高な人生を送られている一人です。
 殺伐とした世の中で、ニュースでは親殺し、子供殺しの事件があいついでいます。しかしこんな素晴らしい庶民の英雄がいます。そんなHさんに励まされ、温かな街づくりを目指して、生涯挑戦を決意しています。