大門・四葉地区を歩く。

本日は朝、九時に新高島平に集合して、板橋区が主催して史談会が、運営する史跡散歩に交通安全やヘルパーとして、参加しました。周ったコースは諏訪神社→竹の子公園→浅間神社→こぶけやき→大門観音堂→大門土地区画竣工記念碑→四葉観音堂四葉稲荷→四葉薬師堂跡→四葉道→水車公園。二時間かけてまわりました。皆殆どの方が高齢者の方でありますが、素晴らしい学びの意欲と炎天下の中凄まじいパワーです。逆に一番若いと思われる私はひざ、腰の痛さと暑さでぐだぐだでした。でも史跡や四葉古道を歩くなかで昔の人の生活の息使いが聞こえるようでした。稲荷神社とはキツネを祭っている神社とばかり思っていましたが、キツネは単なる狛犬のような魔除けの意味で保食(うけもち)の神、うがのみたまのみことが祭られています。また神社は江戸時代には寺により管理されており、その管理をする寺のことを別当。そのまた寺や神社を管理していたのが寺社奉行という政治によって宗教が牛耳られていた構図もはっきり理解できました。そして明治、大正、昭和の時代は江戸時代とは逆に神社により寺を統合しようとした時代になりました。しかし政治による宗教支配は変わりはありません。日本の政治の歴史を振り返った時、聖徳太子の時代の蘇我の馬子と物部守屋の時代の抗争が今でも宗教と文化と政治の抗争として続いているような気がしてきました。写真はこぶけやきの前で熱心に説明を聞く参加者達です。