子ども民主主義

昨日の夜NHKのテレビ番組で民主主義特集の放映がありました。昨日の第一回目は中国武漢の小学校で行われた学級委員長の投票をかりて子ども民主主義の模様を紹介したものでした。この番組をつくるにあたって良く中国がこのような放映を許したものだというのが率直な感想です。というのも学級委員長の選挙にあたって家族や友人を巻込んで、ネガティブキャンペーンや心理戦を行なっていた。娯楽活動の招待やプレゼント作戦も許容していた。これは日本では立派な買収で、選挙違反です。結果はプレゼント作戦と親の特権を使ったモノレールにクラスメンバーを招待をした幹部の子どもが過半数以上の得票を得て当選しました。え〜?こんなことあり?買収で当選させてしまうのは大変理解しずらい。また一生懸命自分をアピールした二人の子どもの候補は悔しくて泣いていました。自分だったら候補の一人である母子家庭の女の子が中傷に泣いていたのを乗り越えて、勇気を振り絞って「皆のために働きたいと。」訴えていたのが大変心に残った。まさか民主主義は買収がはびこる手法と逆キャンペーンをしているのか?こんな複雑な思いを持った次第だ。一方でアメリカ大統領選で民主党ヒラリー候補が予備選挙オバマ候補に敗れて「どぶ板」選挙を展開しているとのニュースが流れた。この「どぶ板」は現場の心を知るにはもっとも重要だ。民主主義の根幹ではないか。