日韓の歴史問題

首相補佐官岡本行夫氏が日韓の間でまだこんなに溝があるのかと残念だと言いながら指摘した。「日韓併合でやったこと。国の名前を捨てさせ、言葉を捨てさせ、自分の名前を捨てさせて、民族のアイデンティティを奪ったこと。これだけは忘れてならない。」と主張した。これもしっかりと認識をしなくてはならないと思う。またさらに岡本氏は日韓の関係は中国という巨人を前にして日韓の関係がどうなって行くのか。協力できるのか、できないのか?このテーマは次の時代の人の課題と指摘した。

京都大学の小倉准教授は「東アジア共同体が大事というような前向きな議論が出てきたのは希望がもてるが横たわる現実的課題はたくさんある。日本側はあまりにも相手のことを知らない。韓国側は自分の歴史が一方的に正しい。ということを双方が認識しなくてはならないのではないか?」と評価した。
最後に岡本氏は日韓の歴史問題の認識は双方が議論して歩み寄れる余地はあると思う。しかし竹島の問題はまだまだ時間がかかるとしながらも、経済協力や文化交流などの具体的な関係を通して新たな展開を迎える時をまちたいと締めくくった。
日本の歴史教育はまだまだ事実をしっかりと次代の世代に伝えていない面があると思う。それは大日本帝国主義に対する反省と歴史認識である。国家が宗教を利用した国家神道に対する教訓である。アメリカからもらった民主議革命によって自身による自己反省と分析ができていないのではないかと感じた次第である。