新報道2001

今日は一日議会の原稿を書きながらこの日記を書いているので、肩がパンパンに張って、目も痛くなってきた。夜はテレビでイモトがモンブランを踏破してすごいと思った。素人なのに大したものだ。間寛平氏のアースマラソンも凄い。もうすぐ帰ってくるが帰朝報告も楽しみである。
朝はテレビの新報道2001で菅、小沢氏のテレビ討論のあと、石川県羽咋市神子原町で限界集落の課題に積極的に取り組む熱血職員の事例を紹介していました。神子原町の高齢化率は54パーセント。だれもこの町の限界集落化に対して手を出さない。しかし羽咋市のはみ出し公務員と言われた熱血職員がこの課題に果敢に挑戦した。先ず最初に女子大生との交流を企画。若い人がいるだけで町が活気づく。神子原の農地は殆どが斜面で農業機械が入らない厳しい環境。しかし美味しい水により美味しい米がとれる。神子原とかけて最初はこの米を天皇に献上しようと発案。しかしこの案は国内の事情により挫折する。それでローマ法王に献上しようと方向転換を図る。
役所は近隣の街はどうなっているのかという横並びの前例主義。しかし上司の理解とフォローで献上が実現する。そのことによりローマ法王に献上した「神子の原米」ブランドが誕生した。ちなみにこの神子原米は5キロ3500円の高付加価値商品となっている。
その次に直売所の設置を発案。市の予算も数十万がついたが、それでは全くたりない。この熱血職員は財源も調べて、国の予算7000万円を確保して、40数か所の直売所を設置して売り上げを大幅に伸ばした。その中で更に農地付きの住宅の賃貸制度を創設して一組の若い30代の夫婦が転居し定住した。このことにより高齢化率は48パーセントに下がる。この夫婦は自然農法の食材で調理した食事を提供するレストランを営業している。
次なるアイデアマンの奇策はこの神子原町に農薬と肥料を使わない自然農法を普及させようと考えている。そしてこの転居した夫婦を新しく農法を教えるリーダーに成長させて、自然農法を教える学校を開設しようと考えている。熱血職員はこの日本一厳しい環境の神子原町で成功した実例を紹介することで、チャレンジすればどこでも誰でもできることを証明したいと考えている。そう番組は締めくくった。久しぶりにテレビで大変に良い話を観た。名古屋市の河村氏を持ち上げるだけではなく、テレビはもっとこんな番組を紹介してもらいたいものだ。